フローリングの推奨工法 下張り工法(捨張り工法)

対象商品

●無垢フローリング各種


 

植村産業株式会社建材事業部
植村産業株式会社建材事業部

 

※納入した商品に品質上の問題があった場合や、お気づきの点等があった場合は必ず施工前にご連絡下さい。

状況確認した上で「返品」や「商品の入れ替え」等の対応をさせて頂きます。

ただし、施工後の「返品」や「クレーム」等に付いては一切お受けできませんのでご了承下さい。

 

※商品の性質上やむを得ない内容に関しては代替品のご提供を致しかねます。

 

※フリーフロア(置き床)等で下地合板がしっかりと固定されていない場合は、当該フローリングが無垢本来の湿気吸湿による動きに対し追賄出来ずに、スペーサーでの隙間クリアランスの如何に関わらず合板が浮き上がり、大きな膨らみと成る場合がございます。下地合板を根太等にしっかりと固定できるエ法でご使用頂けるようお願い致します。

 

※部屋の隅部分、サッミ人敷居には当該フローリングを突き付けず、必ず隙間を確保し施工して下さい。

 

※無垢材に適したエ法・施工を採用されていない場合のクレームは一切お受けする事ができません。

 

※無垢材は、年間を通じて湿気の吸湿により伸び縮みします。冬場には乾燥することにより材の縮み、夏場には吸湿することにより材の伸長が発生します。又、反りや干割れ、色の変化などの経年変化が発生する場合もございます。それら無垢材の特徴が許容できない場合、無垢材のご使用はおすすめできません。

 

※床下の湿度が高くなリやすい地域(田んぼ、海、河川沼沢等の近く)や、床下換気が充分にできない場所での施工はお避け下さい。フローリング材の暴れ、突き上げ、床鳴リ等の要因となることがあります。

 


 

1.事前チェック

●商品到着時に、ご注文の商品内容・数量を必ずご確認下さい。施工後の商品取替や損害の請求はお受けできません。

 

●商品に重大な破損等がある場合は、商品到着後24時間以内に弊社担当者宛にご連絡下さい。

 

●当該フローリングの保管は、室内にて雨水等で濡れない場所で保管して下さい。

 

●歪みを防ぐ為水平な場所で保管して下さい。

 

●施工前には当該フローリングを開梱して1週間ほど現場の湿度に馴染ませて下さい。(ボルドーパインシリーズは除く)

 

●ボルドーパインシリーズは、開梱後、即座に施工をして下さい。

2.施工 下地12mm厚以上の耐水合板(JAS認定☆☆☆☆)捨張り

●床下からの湿気や下地の凸凹(不陸)の無い様、対策を講じて下さい。(下地条件:含水率8%以下)

 

●根太材は45mm x 45mm以上のKD材、反り曲がりの無い物をご使用下さい。

 

●捨張り合板の継目が同じ位置にならない様に千鳥張りして下さい。又、合板の継目は3mm~5mm程度の隙間を空けて、根太ボンドと釘を併用し施工して下さい。

 

●ピアノや冷蔵庫、薪ストーブ等の重量物を置く場所は、根太や束、大引きを増やす等の対策を講じて下さい。

3.施工 推奨の接着剤・塗布方法/推奨の釘・打ち込み方法

●接着剤はウレタン系接着剤等のF***含取得フローリング施工用を接着剤メーカーの使用説明書に従ってご使用下さい。

 

●幅150mm以上の当該フローリングの場合は、エポキシ樹脂系2液タイプをご使用下さい。(推奨品:コニシボンドE350R ・オオシカEP-72 等)

 

●接着剤を塗布する場合、下地合板にクシ目ゴテ等を使い、しっかりと目が立つように万遍なく塗布して下さい(500g~700g/ボ)。その際に実(サネ)部には接着剤が入らない様に塗布して下さい。実(サネ)部に接着剤が入りますと床鳴りの原因になる場合がございます。

 

●釘は保持力のある接着剤付きステープルやスクリュー釘をご使用下さい。アピトン材はスクリュー釘をご利用下さい。

 

●釘は300mmピッチで雄実(オザネ)部に斜め45度の角度で打ち込みます。ステープル・スクリュー釘は捨張リ合板の下の根太まで届く様施工して下さい。釘の頭が出てしまった場合は、ポンチ等で叩いて打ち込んで下さい。

 

●釘・ステープル打ちの際は下地捨張り合板の継目に掛からない様にして下さい。継目に釘・ステープルが入りますと床鳴りの原因になる場合がございます。

 

●下地捨張り合板の継ぎ目とフローリング材の継ぎ目が重ならない様にして下さい。

4.施工 無垢材施工の注意点

●当該フローリング施工前には捨張り合板上を掃除しゴミ・埃を取り除いて下さい。又、下地の捨張り合板が濡れている場合は施工せず、十分な乾燥が確認出来るまで施工しないで下さい。

 

●無垢材は色にバラつきが有リますので、施工前に仮並べを行い色彩バランスを確認した上で施工を行って下さい。

 

●当該フローリングは「3施工」に基づき推奨接着剤と推奨釘を併用して施工して下さい。

 

●当該フローリングは無垢材となり吸湿による伸び縮みがありますので、材と材の間にスペーサーにてクリアランスを設ける必要が有ります。又、当該フローリングとの接合部の壁・サッシ・敷居へは突き付けず10mm程度の隙間を空けて施工して下さい。敷居に差し込めない場合は、当該フローリングを差し込めるよう別途加工を敷居に施す必要が有ります。

 

●スペーサー(0.3mm、0.8mm)の2種類を別途ご用意しておリます。ご要望のお客様はお申し付け下さい。

植村産業株式会社建材事業部

※上の表は目安となります。現場状況に応じて調整願います。

 

 

●当該フローリングは、いずれかのスペーサーを300mm程度ピッチで挟み込み、雄実(オザネ)部に当て木をして十分に叩き込み「3施工」に沿った糊付け・釘打ちをして施工して下さい。

 

●スペーサーを使用しての施工後に直ちにスペーサーを外して下さい。時間が経つと目が詰まリスペーサーが抜け辛くなる場合があります。

5.施工後

●施工後は表面保護の為、直ちに床面を掃除し通気性のある養生シートを全面に敷いて、養生テープで止めて下さい。その際、小石・ゴミ等が残っていますと表面の傷の原因となります。又、養生テープは当該フローリングに直接貼らないで下さい。塗装の剥がれや、のりの付着、フローリング材表面の剥がれの原因となります。

 

●養生中、床面に塗料・水等の液体をこぼした場合は、速やかに拭き取り、当該フローリングに付着していない事を確認し、付着があった場合速やかに拭き取って下さい。

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